唐津街道畦町宿祭り・福岡地域別探検

唐津街道畦町宿祭り

◆◆◆◆◆　唐津街道畦町宿祭り　◆◆◆◆◆

　畦町（あぜまち）は昔（旧藩時代）の宿場町です。明治時代半ばまで栄えていました。現在でも卯建（うだつ）のある家や往来に面して番子（バンコ）のある家、造り酒屋だった江戸時代前期に建てられた家など、昔の宿場町の面影を残しています。
昔の賑わいを再びということで、畦町宿保存会（会員１４０名）主催で始まったのが「唐津街道畦町宿祭り」です。今年（2014年）で２回目になります。

　祭りは前日の前夜祭から始まります。前夜祭は旧唐津街道であった約６００ｍの沿道に竹灯籠（たけどうろう）約３００本が灯され、ロウソクの赤い炎がゆらゆら揺れる幻想的な世界になります。
ただ、まだ知名度がなく観客が少ないのが残念です。

　唐津街道畦町宿祭りの本番である１１日（土曜日）は快晴の秋晴れで良い天気でした。リュックを背負った人が多くいるなと思ったらＪＲの「歩こう会」も畦町周辺で行われたようです。

　旧街道筋には多くの店も出店していました。これを「バンコ市」と言うようです。ジェラート・野菜・雑貨、コーヒー、弁当など様々な物を売っていました。
町中では「ういろう売り」のテンポの良い口上が聞こえ、お面をかぶった「ひょっとこ踊り」が練り歩いたりと大賑わいでした。
特設ステージでは　漫才や踊り、ギター演奏、吹奏楽部の演奏など多彩な芸が披露されました。

　そして畦町の公民館の所では、おいしい豚汁の無料接待がありました。みなさんおいしそうにいただいていました。公民館の中では「なつかしい畦町の写真展」があったそうですが、見るのを忘れてしまいました。５０年前や１００年前の畦町の写真があったなら、見たかったですね。来年はぜひ見たいと思います。

　※ なお、畦町観光をする場合の一般車の駐車場は西郷川の北側のここ（中央の”＋”付近）にあります。

※ 掲載した内容は　2014年10月10-11日時点の内容です。変更になるおそれがあります。自己責任で御利用ください。

動画案内（約６分）

　「唐津街道畦町宿祭り」ではボランティアのガイドさんが畦町の名所旧跡を非常に丁寧に案内してくれます。江戸時代（1603年-1868年）前期に建てられた中村酒屋とかは、この日でないと家の中に入れません。むき出しで黒光りした天井の梁（はり）など、江戸時代の匠の技を見ることができます。一見の価値がありますね。
それとまぼろしの「津日駅」があったと思われる場所など、はじめて見ることや聞くことも多かったです。

　天満宮の入口には「天満宮動物園」ができていました。「顔はめ絵」もあり、手づくり感いっぱいで、主催者側の苦労と心意気が伝わってきます。なかなか良い感じです。
そして天満宮の参道の途中に展望台ができていました。たしかに畦町の町並みが望める良い場所ですね。この参道は木が生い茂り見晴らしも良くなかった場所ですが、２～３年前から参道の石段の周りの木が切り払われていましたが、展望台を造るためだったんですね。ここを展望台にしようという発想がいいですね。

　普通はあまり行かない八幡宮（神興宮）にもガイドさんは案内してくれました。畦町の氏神様で境内にはホルトや椎（しい）、クスなどの大木や「なぎの木」などがありました。

畦町（あぜまち）周辺マップ（マピオン）　地図の中央 '+' あたりが「畦町」の位置です。

  ＊インフォメーション
　　■畦町宿保存会事務局　　　080-9244-5128
　　■宗像市役所　　　　　　　0940-36-1121（代表）
　　■福津市役所　　　　　　　0940-42-1111（代表）
　　■福津市津屋崎庁舎　　　　0940-52-1234（代表）
　　■福間町商工会　　　　　　0940-42-0315
　　■福津市まちづくり協議会　0940-52-4969