勝浦浜／白石浜（福津市）・福岡地域別探検

勝浦浜・白石浜

◆◆◆◆◆　勝浦浜（かつうらはま）／白石浜（しらいしはま）　◆◆◆◆◆

　勝浦」の地名の由来は「神功皇后」が山の頂上から遠く朝鮮半島を見渡し「軍に訶津良伊（いくさにかつらい）」と宣言されたのでこの辺一帯を勝浦（かつうら）と称するようになったと伝えられています。

津屋崎から白石浜、勝浦浜は約６キロ、県内屈指の海岸美を誇る白砂の浜である

　白石浜、勝浦浜は白砂の広い砂浜であり、福間や津屋崎の浜ほど有名な場所では無いので海水浴客も少ない。海の家は白石浜に行く途中の海岸近くに一軒あるが２００３年は閉まっていた。天気の良い日曜日で閉まっていると言うことは、営業をしていないようだ。海岸は木陰が無いのでパラソルかテント（ターフ）は必要である。海の水は透き通るほど綺麗であり、砂も汚れていないので気持ち良い。この海岸にはときたまではあるが海ガメも産卵に訪れるようである。夜間に海岸で花火や焚き火は厳禁である。もちろん車の乗り入れもダメです。環境を良くしてたくさんのカメさんに来ていただこうではないか。

義民六士とは

　◆義民六士が運んだ大石

　江戸時代の初め頃、勝浦と隣の津屋崎との漁場の境界線争いが絶えなく、１６４０年（寛永１７年）のころ津屋崎は戸数３００戸、勝浦は１２０戸、戸数の割には漁場が狭いと津屋崎側の庄屋佐兵衛らは奉行に直訴した。
そこで奉行は俵瀬にあった約３００貫(1125Kg)の石を庄屋以下６人で担ぎ、力尽きたところを境界線とするよう提案した。
６人は津屋崎漁民の願を満身に受け十町(1090m)近くも歩いたという。しかし、まだ石を置く様子がないので、奉行は驚き走りよって綱を切り、新しい境界線が決定された。
しかし、この後６人は直訴の罪に問われ処刑されたのです。津屋崎の地元のために犠牲になった、これらの六人を「義民六士」と言って人々は敬い、功績を語り継いできたのです。津屋崎の教安寺に首塚があります。
勝浦浜には義民六士が運んだ大石（上の写真）があり、白石浜の南の端に義民六士の代表であった浦庄屋佐兵衛の歌碑が草に埋もれて、ひっそりと建っています。そこにはこう書いてありました。

　　　骨くだく　思いもしぶきと　消へさりぬ　白石浜の　今日の夕映へ

◆漂着物を探すにはもってこいの場所

　散策をしながら漂着物をさがしてみませんか？ハングル文字のビンやヤシの実など思わぬ宝物が見つかるかもしれません。
漂着物博士として全国的に有名な石井先生もこの辺一帯をフィールドエリアとしている様です。
なんでも南方からの対馬海流の伏流が、この沖で旋回して丁度この辺一帯に南方からの漂着物が流れ着きやすいらしいのです。石井先生の先を越さないといいもの見つからないぞ～。（ごめんなさい石井先生）

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