・形式:単一石造アーチ
・橋長:79.64m、橋幅:6.65m、橋高:21.43m
・径間(スパン):27.5m
・完成:安政元年(1854年)
・建設者:矢部惣庄屋 布田保之助(ふたやすのすけ)
・石工:宇一、丈八(橋本勘五郎)、甚平、他
通潤橋は水路橋としては日本一の規模を誇り国の重要文化財にも指定されています。
この水路橋は水源に乏しい白糸台地へ水を送るために架けられた通水橋であり、建造にあたっては地元の惣庄屋(そうじょうや)であった布田保之助(ふたやすのすけ)が計画を立てて資金を調達し、
熊本八代の種山石工技術者集団の協力を得て、建設には近隣農民がこぞって無料奉仕を行い、江戸時代の末期の安政元年(1854年)に完成したものです。
この通潤橋により乾ききった白糸台地に水が通り、水田ができるようになったのです。
なお、通潤橋を含む通潤用水は日本を代表する用水のひとつとして、農林水産省の疏水百選に選定され、「通潤用水と白糸台地の棚田景観」として
国の重要文化的景観に選定されています。
通潤橋の水路は3本通っており石をくりぬいて、それらを並べて継ぎ目を漆喰(しっくい)で固め防水しています。
水を送る方法は橋の部分が低くなっており、サイフォンの原理で水を押し上げており、対岸に送水しているのです。
当時としては画期的な方法であったと思われます。
そして完成から約150年経った今も現役の水路として水を送って170ヘクタールの田畑を潤しているのです。