◆ 国指定重要文化財の梵鐘(ぼんしょう)1287年鋳造
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熊本市の南部、隣町である冨合町との境近くの野田地区にある曹洞宗の名刹大慈禅寺。この寺は古くから九州の曹洞宗の本山として
名をはせてきた寺である。創建は弘安元年(1278)曹洞宗の開祖である道元禅師の高弟寒厳(かんがん)禅師
(順徳天皇の第3皇太子)よって開山された。
開祖当時から領主河尻泰明の外護によって多くの寺領を持ち敷地4町の寺域内には殿堂僧房が建ち並んでいたという。
古い歴史を持つこの寺には数々の寺宝があり、寒厳(かんがん)義伊文書四幅と梵鐘(ぼんしょう)は国の重要文化財となっている。
その他の絵画や仏像、宝筺印塔などの石造物などの多くが県の重要文化財に指定されている。
新しく建てられた坐禅堂は壮大な建物で、毎月第一日曜日の坐禅会のほか、随時一般に公開されています。
それと、境内には種田山頭火の句碑があり下記の句が刻んであります。
「まったく雲がない笠をぬぎ」
これは種田山頭火を出家させた望月和尚がこの大慈禅寺に在住していたので、山頭火を偲ぶ人達の手で昭和27年に建てられたものです。
また、熊本の五校に教師として5年間滞在していた夏目漱石もこの大慈禅寺の句を残しています。
「大慈寺(だいじじ)の山門長き青田かな」漱石は明治29年から5年間熊本にいました。
そのころ大慈禅寺周辺は一面の田んぼであったのでしょう。すがすがしい田んぼの青と大慈禅寺の山門の品格の良さをこの句から感じます。
その山門は下記の写真の山門です。
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