◆ 地上界に降りたニニギノミコトと大クワ・小クワの二人
|
高千穂は天孫降臨(てんそんこうりん)の神話や伝説が息づく山里です。国見ヶ丘から秋の早朝にでる雲海を眺めると、ここが神話の国であることが実感としてよくわかります。
天孫降臨(てんそんこうりん)の神話は「古事記」、「日本書紀」、「風土記」などに書かれているようです。
それは、
乱れた地上界を心配した天照大神(アマテラスオオミカミ)が孫にあたる瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)に地上界へ降りて国を治めるように命じました。
日向國風土記によるとニニギノミコトが降り立ったのが日向の高千穂の二上の峰です。しかし、辺りは暗く何も見えず、立ち往生していると、
そこにツチグモ族の大クワ・小クワと名乗る二人が現われ、「ミコトがお持ちになっている稲穂から籾を取り、四方に撒けば、きっと晴れ渡るでしょう。」
と言う。ミコトがそれに従うと、みるみる空が明るくなり、日と月が輝き始めた。これにちなんで、この地を「高千穂」と名付け、後に「智鋪」と改められた。
という話です。
この国見ヶ丘は標高は513mで、驚くほどの高さは無いですが、足元に高千穂盆地、西に阿蘇外輪山、北には九州の尾根祖母山(標高1757m)の連峰が
そびえ、南には椎葉の山々の連なりを見ることができます。
国見ヶ丘の地名は伝説によると、神武天皇の御孫建磐龍命(たけいわたつのみこと)が筑紫の国の統治の命を受け、下日向県(しもひゅうがあがた)
を経て阿蘇に向かわれる途中に、この地で四方をのぞまれた。これにより「国見ヶ丘」といわれるようになったと伝えられています。
|