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須賀神社 (すがじんじゃ)

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福岡県直方市大字下境1244
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◆◆◆◆◆ 須賀神社(すがじんじゃ) ◆◆◆◆◆

 一般的に 須賀神社(すがじんじゃ)は、牛頭天王・須佐之男命(すさのおのみこと)を祭神とする祇園信仰の神社です。 wikipediaなどによると他に祇園信仰に基づく神社名称としては、八坂神社(八阪神社・弥栄神社)、祇園神社、広峯神社、天王神社、八雲神社、素盞嗚神社があるそうだ。

 直方の須賀神社の御祭神は【主祭神】 素盞嗚尊(スサノオノミコト) で 【配祀神】 保食神(ウケモチノカミ) 、吾勝尊(アカツノミコト)となっています。また、三の鳥居の額は「祇園社」となっているので、 元はは「祇園社」と言っていたようです。

●【御由緒】境内案内石碑
 当社は今からおよそ一三五〇年前の舒明天皇の御代(七世紀前半)岩熊麻呂が神憑を蒙りこの地に素戔嗚尊をお祀りし武徳神社と号したのがその始まりであります。 その後貞観十五年(八七三年)には社号を祇園神社と改めましたが、境郷の総鎮守として人々の尊敬最も篤く神仏習合の社として人々の信仰の中心として永く尊崇を集めてきました。 その間貞観三年(八六一年)には当神域に隕石の落下を見たり、建武三年(一三三六年)には建武の板碑の建立があるなど数々の歴史を閲してきたのであります。 明治以降は社名も須賀神社と改まり神苑も拡張され桜の名所としても賑わいを見せてきました。 御神徳は国家安泰、家門繁栄、無病息災、開運厄除、五穀豊穣、商売繁盛、学業成就等広きにわたり人々の生活と安全を守護し給うているのであります。


◆◆◆◆◆ 直方(のおがた)隕石 ◆◆◆◆◆

 直方の須賀神社(すがじんじゃ)は市役所から南東に直線で約1.5Km行った下境地区にあります。 この神社を有名にしているのは目撃記録のある世界最古の隕石が保管されていることです。

 貞観3年4月7日(ユリウス暦861年5月19日)の夜、武徳神社(今の須賀神社)境内に隕石が落下。 翌日に深くえぐられた穴の底から黒く焦げた石を掘り出して桐箱に納めて保存したと言う地元の伝承があり、 今も天から飛来した石として、丁寧に桐箱に納めて保管されています。 桐箱の蓋(ふた)の裏には「貞観三年四月七日ニ納ム」という墨書があるのです。 ちなみに貞観三年は西暦861年です。

 wikipediaなどによると、
 ● 大正11年(1922)に筑豊鉱山小学校初代校長・山田邦彦工学博士により 桐箱の石は隕石という事が鑑定され 重さ480g、高さ7.3cm、周囲18cmと記録され、大正13年3月には、宝鉱(隕石)図  下境村須賀神社所蔵隕石之記との鑑定書を残しています。(正確には鑑定書の写しが須賀神社にあるそうだ。)

 しかし、この話は学会で発表するわけでもなく専門雑誌に寄稿するわけでもなく地元の中だけで知る人は知るだけの内輪の話で終わったのです。

 その後、
 ● 昭和2(1927年)年刊の「旧下境村誌」で古事伝説の項に隕石が取り上げられているそうだが、これも大きな話題にならなかったようです。

 ● 福岡県直方市発行「直方むかしばなし」の中で昭和54年4月号掲載の第八十五話「須賀神社の飛石」、昭和55年2月号掲載の第九十五話「直方イン石」などで須賀神社の飛石の事が紹介されました。

 ● 昭和54年(1979年)9月、「直方むかしばなし」の記事を元にしてRKBラジオが飛石伝説を紹介、その放送を聞いた北九州市のアマチュア天文家 馬込武志氏は「星の広場」の加茂昭氏を通じて国立科学博物館の村山定男氏へ連絡。 すぐに調査され、調査の結果、重量472gのL6−コンドライトの石質隕石であることがわかりました。

しかし、隕石であることは分かったが、年代は桐箱に記された「貞観三年四月七日ニ納ム」の年月日以外に年代を裏付ける資料がありませんでした。そこで、
 ● 昭和56年(1981年)に科学的手法による測定が試みられ、宮司の許可を得て桐箱の一部を削り取り放射性炭素年代測定を行ったところ 西暦410±350年という年代が得られたことで、伝承や箱書の日付である貞観3年4月7日(ユリウス暦861年5月19日)が正しい事が裏付けられ、世界最古の落下目撃記録のある隕石として正式に認められたのです。隕石は落下した地名から、直方(のおがた)隕石と命名されました。

 当時、世界最古とされていた目撃記録のある隕石は1492年落下のエンシスハイム隕石でしたが、それよりも約630年も古い、ぶっちぎりで世界最古の隕石になったのです。

 直方隕石は現在も須賀神社に保管されており、5年に一度、10月の御神幸大祭の際に一般公開されます(次回は2016年10月22-23日、その次は2021年)。現在では神社の境内に記念碑が立てられており、隕石のレプリカがあります。 このレプリカは実際の直方隕石より一回り大きいようです。姿も少し違っていますね。実際の隕石はここをご覧ください。

 
 


 ◆ 一の鳥居の手前の桜がきれいな須賀神社(すがじんじゃ) ※ 2014/04/02 撮影
一の鳥居の手前の桜がきれいな須賀神社(すがじんじゃ) ※ 2014/04/02 撮影


 ◆ 一の鳥居から二の鳥居に続く参道
一の鳥居から二の鳥居に続く参道

 直方の須賀神社は桜の木が多くあり春には参道から境内にある桜の木が満開になりとてもきれいです。 花見する人は少ないようなので、けっこう穴場かもしれません。

 境内には落下目撃記録のある隕石としては世界最古の「直方隕石」の碑があります。その上に隕石のレプリカがあります。 実際の隕石は拳(こぶし)くらいの大きさです。
この程度の隕石でも落ちた時は閃光とともに轟音(ごうおん)をともない落ちたようなので、当時の人達の驚きは相当なものだったろうと推測できます。
そもそも隕石がなにかも分かっていなかったから天の怒りだろうか? そのように思ったでしょうね? (たぶん)

動画案内(約5分)


 ◆ 二の鳥居
二の鳥居
 ◆ 二の鳥居を入ると奥に手水舎がある
二の鳥居を入ると奥に手水舎がある

 ◆ 文久二年の石灯籠
文久二年の石灯籠
 ◆ 手水舎(てみずや/ちょうずや)
手水舎(てみずや/ちょうずや)

 ◆ 三の鳥居と手水舎(てみずや/ちょうずや)
三の鳥居と手水舎(てみずや/ちょうずや)

 ◆ 三の鳥居の額は祇園社になっている
三の鳥居の額は祇園社になっている
 ◆ 三の鳥居の左には石碑と家がある
三の鳥居の左には石碑と家がある(石碑は下境小学校の創設と初代校長岩熊正経の碑)

 ◆ 神門からみる須賀神社
神門からみる須賀神社

 ◆ 神門の左の随身
神門の左の随身
 ◆ 神門の右の随身
神門の右の随身

 ◆ 桜と奥の社殿
桜と奥の社殿

 ◆ 須賀神社の社殿
須賀神社の社殿

 ◆ 創建は社伝によると1350年前の舒明天皇(じょめいてんのう 在位 629〜641)の御代(七世紀前半)
創建は社伝によると1350年前の舒明天皇(じょめいてんのう 在位 629〜641)の御代(七世紀前半)

 ◆ ガラス越に見る拝殿の中
ガラス越に見る拝殿の中
 ◆ 本殿
本殿

 ◆ 拝殿前の左右に七福神の大黒天と恵比寿(えびす)の像があるのも珍しい
拝殿前の左右に七福神の大黒天と恵比寿(えびす)の像があるのも珍しい

 ◆ 世界最古 直方隕石之碑がある
世界最古 直方隕石之碑がある
 ◆ 右は隕石のレプリカ
落下の目撃記録のある隕石で世界最古(右は隕石のレプリカ)
 ◆ 貞観3年4月7日(西暦861年5月19日)の夜に落下
貞観3年4月7日(ユリウス暦861年5月19日)の夜境内に落下した




 ◆ 境内の桜
境内の桜

 ◆ 直方出身の元大関 魁皇関(かいおうぜき)も少年時代にこの土俵で相撲をとったという境内の土俵
直方出身の元大関 魁皇関(かいおうぜき)も少年時代にこの土俵で相撲をとったという境内の土俵

 ◆ 境内社(天満宮)
境内社(天満宮)

 ◆ 多くの境内社がある
多くの境内社がある
 ◆ 猿の石像もある
猿の石像もある
 ◆ 猿田彦大神の碑が並んでいる
猿田彦大神の碑が並んでいる

 ◆ 境内社(名前未確認)
境内社(名前未確認)
 ◆ 境内社(名前未確認)
境内社(名前未確認)

 ◆ 聖上陛下御還暦記念銀杏樹
聖上陛下御還暦記念銀杏樹
 ◆ 大正八年???の石柱がある
大正八年?????の石柱がある
 ◆ この石柱は何だろうか?
この石柱は何だろうか?

 ◆ 一の鳥居そばに駐車場がある
一の鳥居そばに駐車場がある
 ◆ 鯉のぼりと福智山 標高900.6m
鯉のぼりと福智山
 ◆ 須賀神社動画案内(約5分)
須賀神社動画案内(約5分)




 ◆ 5年に一度の御神幸大祭で世界最古の隕石が一般公開される(世界最古の隕石 御開帳) ※ 2016/10/22 撮影 
5年に一度の御神幸大祭で世界最古の隕石が一般公開される(世界最古の隕石 御開帳) (2016/10/22 撮影)


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