博多の上川端町にある櫛田神社(くしだじんじゃ)。地元の人からは「お櫛田さん」と称され親しまれています。
櫛田神社の開創年代は、社伝によると天平宝字元年(757)ですが、一説では「ウノ皇女」(持統天皇)の朱鳥年間(686〜687)ともいわれており、
定かでないようです。いずれにしても、そうとう古い神社であることに間違いないですね。
祭神は(大神宮)天照皇大神、(櫛田宮)大幡主大神、(須賀宮)素盞嗚大神 の三柱です。
この櫛田神社は江戸時代には東長寺に属する神護寺(神社に付属していた寺)が櫛田神社を管理していたが、明治元年(1868年)に神仏分離令が発布され独立したようです。
神護寺跡地には現在櫛田会館が建てられ、境内にはそのほか多くの摂社・末社があります。
北東の方向の土居通り、東長寺方向が正門のようで、そこには大きな楼門があります。楼門を入った所の天井には干支恵方盤(えとえほうばん)と
言われる物がぶら下がっています。これは説明板によると内側に東西南北に方位を表し、外側には十二支(えと)を彫刻して恵方(縁起のよい方角)を示しているらしいのだ。
今年は虎年なので、これを見ると東北の方向が良いということかな?
ほかに境内には樹齢千年といわれる県指定天然記念物の櫛田の銀杏(ぎんなん)があり樹下に元寇の蒙古軍船の碇石(二丁)も置いてあります。
そばに山笠の資料と博多町人の歴史を展示した博多歴史館もあります。
歴代横綱が奉献した力石や常設展示の飾り山笠、裏参道の傍らに博多塀、などいろいろな物が境内にあります。
5月の博多どんたく、7月の博多祇園山笠、10月の博多おくんち と、博多を代表する祭が社域周辺を中心に
繰り広げられます。