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瑠璃山 恵光院 (えこういん)

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福岡県福岡市東区馬出5-36-35
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◆◆◆◆◆ 瑠璃山 恵光院(えこういん) ◆◆◆◆◆

 筥崎宮の参道の南側にある恵光院(えこういん)は正式には "瑠璃山 医王密寺 恵光院"と称し、高野山真言宗のお寺で総本山金剛峯寺の末寺です。 薬師如来を本尊とし、弘法大師を宗祖とします。
寛永年中(1624〜1644年)に第二代藩主 黒田忠之公を開基とし、筥崎宮座主坊 五智輪院 中興法印 正範大和尚により開山されました。 元筥崎宮一社中の結縁寺とされ、筥崎宮座主の中興以降の歴代の墓があります。

 筥崎宮の結縁寺(けちえんじ)として誕生したようですが、"結縁寺"って何? 調べたがよく分からなかったです。 しかし、"結縁"の字から想像すると"深い関係がある"とか"親戚"とか、そういう"特別の深い関係のある寺"という事でしょうね。 神仏習合の時代に筥崎宮の中にあったお寺という事だと思います。

 また、筥崎宮社坊中 唯一残存せる恵光院には筥崎宮や各社坊にあった数多くの仏像・仏画等の什物(じゅうもつ)が移され、 神仏混合の時代における筥崎宮社坊の歴史を知る上で貴重なものとされています。

 境内にある燈籠堂(とうろうどう)は元は慈眼院と称し、筥崎宮参道脇にあったが、明治維新の神仏分離により明治3年に恵光院に移されたものです。
承元二年(1208)の創建と伝えられ寛政九年(1797)に修築されています。 創建当時は三重の堂で、上閣に灯籠をかかげ、それぞれに観音様を安置してあったとつたえられています。
今も箱崎の海中より出現したと伝えられている石躰(せきたい?)十一面観世音菩薩を安置し、筑前三十三観音霊場第四札所となっております。

 天正15年(1587)6月、九州平定を終えた豊臣秀吉は筥崎宮に滞在し、焼け野原になった博多の復興を命じました。 そのおり、茶人の千利休は、豊臣秀吉や博多の豪商神屋宗湛(かみやそうたん)らを招き、この燈籠堂の周辺で茶会を開きました。歴史の深さを感じさせるお堂です。
とは、言っても、この話は燈籠堂が筥崎宮の参道わきにあり慈眼院と称していた時代の話です。

 恵光院の文化財(市指定文化財)は 木造釈迦如来坐像は高さ94.2cmで、鎌倉時代、中央の仏師により製作されたもので、もと箱崎村原田の瑞応寺という禅寺の本尊で、のちに筥崎宮の社内に移されものだそうだ。 それと 脇侍普賢菩薩像、文殊菩薩像(ともに江戸時代製作、木造)などが市指定文化財(彫刻)となっています。

 文化財には指定されていないようですが、りっぱな 涅槃図(ねはんず)もあります。この涅槃図(ねはんず)は年に一度しか御開帳されません。ようするに年に1度しか見る機会がないということです。 その御開帳の日は 毎年 6月の第二日曜日に開催される 「菩提樹まつり」の日です。この日が恵光院が一番、にぎやかになる日です。
厳密に言うと、涅槃図(ねはんず)の御開帳は6月の第二日曜日に開催される 「菩提樹まつり」の日から10日間くらい本堂で御開帳されます。

 涅槃図(ねはんず)はお釈迦様が入滅(死亡)した時の絵です。弟子の皆が悲しんでいます。 涅槃(ねはん)というのは、梵語(ぼんご)ではニルバーナと言いますが、このニルバーナというのは「消滅する」という意味で、この場合、すべての煩悩が消滅して悟りを完成させた境地を指しています。 釈尊の死を「涅槃に入る」というのはそのためです。
画面は中央に、宝台に横たわるお釈迦様を描きます。『涅槃経』に記すように「頭北面西右脇」で、涅槃の境地に入られた証拠に、全身が金色に輝いています。 枕許に包みが置いてありますが、これは托鉢(たくはつ)に廻るときに、施物(せもつ)を受けるための鉢(はち)を包んだものです。

 恵光院は九州三十六不動霊場 三十五番札所、九州二十四地蔵尊霊場 二十一番札所、筑前国三十三観音霊場 四番札所 となております。

動画案内(5分18秒)

 
 


 ◆ 恵光院(えこういん)は筥崎宮の参道の脇(南側)にある(手前の道が筥崎宮の参道)
恵光院(えこういん)は筥崎宮の参道の脇(南側)にある(手前の道が筥崎宮の参道)


 ◆ 筥崎宮の参道側の入口
筥崎宮の参道側の入口

 菩提樹(ぼだいじゅ)の花がまだ咲いているか 2013年6月16日の訪れましたが、7割がた散っていました。 絵ハガキなどの小物を販売していた寺の若奥さんの話では今年は6月7日頃が満開で6月12日頃に散ってしまった。そのように言っていました。
それでもわずかに残っていた花を嗅ぐと、線香の匂いがします。お寺さんらしい不思議な香りです。

 この菩提樹(ぼだいじゅ)の木は樹齢約200年だそうだ。若奥さんの話では、最近まで(たしか10年位前まで)、この木が何の木か分からなかったそうだ。 花が咲きだして菩提樹(ぼだいじゅ)の木だと分かった言っていました。
菩提樹の木と言えばお釈迦様が菩提樹(ぼだいじゅ)の木の下で悟りを開いたと云われています。インドンの菩提樹(ぼだいじゅ)はインド原産の「インドボダイジュ」で、科目はクワ科に属していて実も大粒です。

 日本では気候の関係で、印度(インド)菩提樹は育たない事から、中国系シナノキ科の菩提樹(ぼだいじゅ)が、主流になっています。実はいずれも、お数珠の玉に使用されます。
恵光院の菩提樹(ぼだいじゅ)の木も中国系シナノキ科の菩提樹(ぼだいじゅ)の木です。

 ◆ 恵光院(えこういん)の山門
恵光院(えこういん)の山門
 ◆ 元筥崎宮結縁寺 恵光院と毘沙門天王の石表柱
元筥崎宮結縁寺 恵光院と毘沙門天王の石表柱

◆ 山門を入ると住居と本堂と燈籠堂(とうろうどう)がある
山門を入ると住居と本堂と燈籠堂(とうろうどう)がある
 ◆ 樹齢、約200年の菩提樹(ぼだいじゅ)の木もある
そして樹齢、約200年の菩提樹(ぼだいじゅ)の木がある

 ◆ 今日は2013年は6月16日。菩提樹の花は6月7日頃が満開で6月12日頃に散ってしまったようだ
今日は2013年は6月16日。菩提樹の花は6月7日頃が満開で6月12日頃に散ってしまったようだ

 ◆ わずかに残っていた菩提樹の花
わずかに残っていた菩提樹の花
 ◆ 花は線香の香りがする
花は線香の香りがする
 ◆ 花の後は実になるようだ (この実で数珠を作る)
花の後は実になるようだ (この実で数珠を作る)

 ◆ 恵光院の本堂
恵光院の本堂

 ◆ 本堂の中央にあるのは本尊の薬師如来像(やくしにょらいぞう)
本堂の中央にあるのは本尊の薬師如来像(やくしにょらいぞう)

 ◆ 本尊の右にあるのは毘沙門天像(びしゃもんてんぞう)
本尊の右にあるのは毘沙門天像(びしゃもんてんぞう)

 ◆ 本尊の左にあるのは不動明王座像(ふどうみょうおうざぞう)
本尊の左にあるのは不動明王座像(ふどうみょうおうざぞう)

 ◆ 本堂で寺宝の涅槃図(ねはんず)(縦約 3.1m×横約 2.5m)が公開されていた
本堂で寺宝の涅槃図(ねはんず)(縦約 3.1m×横約 2.5m)が公開されていた

 ◆ 涅槃図(ねはんず)はお釈迦様が入滅(死亡)したときの絵です  ※ビッグ写真はここ
涅槃図(ねはんず)はお釈迦様が入滅(死亡)したときの絵です



 ◆ 燈籠堂。茶人・千利休が九州平定を終え箱崎に滞在していた豊臣秀吉を招いて燈籠堂の周辺で度々茶会を開いた
燈籠堂(とうろうどう)。茶人・千利休が九州征伐で箱崎に滞在していた豊臣秀吉を招いて燈籠堂の周辺で度々茶会を開いた

 ◆ 延命地蔵菩薩、水子地蔵菩薩を祀っている地蔵堂
延命地蔵菩薩、水子地蔵菩薩を祀っている地蔵堂

 ◆ 五大明神(朝近大明神、獄森大明神、楠森大明神、大獄大明神、春日大明神)
五大明神(朝近大明神、獄森大明神、楠森大明神、大獄大明神、春日大明神)

 ◆ 恵光院の境内。左奥に石塔などもある
恵光院の境内。左奥に石塔などもある

 ◆ 壁際に石仏がずらーりと並ぶ
壁際に石仏がずらーりと並ぶ

 ◆ 境内にある竜神社
境内にある竜神社
 ◆ 百度石もあった
百度石もあった
 ◆ 恵光院 動画案内(5分18秒)
恵光院の動画案内


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  *インフォメーション
    ■恵光院        092-651-5133
    ■福岡市観光課     092-711-4331
    ■福岡市観光案内所   092-431-3003
  *アクセス
  ■地下鉄「箱崎宮前駅」から徒歩約5分
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