◆ 老舗の宿 船小屋温泉ホテル樋口軒
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船小屋温泉は文政7年(1824)に村の庄屋が村人を集めて鉱泉井戸を掘ったのが始まりとされ、開湯の歴史も古い温泉郷です。
あの文豪・夏目漱石も明治29年に鏡子夫人といっしょに船小屋温泉に泊り、「ひやひやと雲が来るなり温泉の二階」という句を残しています。

船小屋温泉は矢部川の右岸にあり、旅館・ホテルが約10軒。年間約20万人の湯治客が訪れていましたが、最近の長引く不況で湯治客もそうとう減ったようです。
2010/7/25 に訪れましたが、営業しているホテル・旅館は「ホテル樋口軒」、「旅館 凌雲閣」、「旅館 大和屋」、「筑後船小屋 公園の宿」の4軒だけでした。
ぱっと見ただけで他にも営業中の宿があるかもしれませんが・・・・・いずれにしても半分以上のホテル。旅館が閉館になったようです。
温泉旅館はほとんどが料理屋を兼ねておりシーズンには矢部川アユの塩焼きなど、新鮮な川魚料理が味わえます。

ここの泉質は鉄分、炭酸ガスを多く含む、日本でも有数の含鉄炭酸泉で、効能は神経痛、筋肉痛、うちみ、慢性消化器病、疲労回復、高血圧、動脈硬化ほかに効き目があり、
飲用すると胃腸病にもよいとのことです。
湧き出す鉱泉の温度は一年を通じて19度だそうですから少し低温ですね。
温泉法では温泉の条件の一つに25度以上の湧水温度と規定していますが、温度が低くても特殊な成分やガスを含んでいれば“温泉”と名乗って良いようです。
ちなみに船小屋鉱泉源公園に隣接してある「すずめ湯」は天然炭酸温泉「すずめ湯」となっていましたから、
れっきとした“温泉”ですね。

川向かいの中州に中ノ島公園があり、楠の大きな木が数百本あります。入浴後のそぞろ歩きには格好の場所です。
この公園は春には桜が美しく、夏には国の天然記念物の源氏ホタルが見られ川遊びもでき、なかなか良い場所です。
また。秋には付近に散在する筑後ハゼの紅葉が美しいので、散策してみてください。
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