◆ 茎から直接花房をさげるカマエカズラ
|
大分県南部の宮崎県との県境の町である佐伯市蒲江(かまえ)。この蒲江の中のまた南部にある葛原にカマエカズラの自生地がある。
カマエカズラはつる性の豆科の植物である。葉や茎に褐色の毛が多いのが特色であり一時は新種と言われカマエカズラと命名されたが、
今では鹿児島県の馬毛島から沖縄にかけて分布するイルカンダと同種であり、ヒマラヤ東部から台湾に分布するMucuna macrocarpa で
あることがわかった。
このカマエカズラは4月下旬から5月上旬に開花し黒紫色の花房を茎から直接ぶら下げる。花は一斉に咲くのではなく、順次咲くので
通常は5月10日過ぎまで見ることができる。
今年(2002年)は暖冬ですべての花の開花が10日ばかり早いので4月25日に訪れた。
地元の人に場所を聞いたが「その辺の谷の5〜6箇所に自生地があります。色が違うからわかりますよ」 という話であった。
それが下の「カズラの自生地」の写真である。これは相当なジャングルでチョット近づけそうにない。
もう一人に聞いてみたが「時々写真撮りに来てるけど、どこで撮っているのかな〜」というわけで分らなかった。店に入り店の人
に聞いて「いつかテレビで映しておったわ。その場所は旧道のとこやった」とようやく場所がわかった。その旧道とは葛原運動広場の横の道を
山の方に約500mばかり登った所の道の上を大きな木がおおい被さっている場所である。(下の写真参照)道の上にも花が落ちていたので
すぐ分かった。
ただ、カズラだけに手の届く場所に花はない。近づいて写真を撮るには3mばかり木に登らなければいけない。
そのように登って撮った写真である。
近縁種に熊本県山鹿市菊鹿町のアイラトビカズラがある。
|