◆ 中央の不動明王(ふどうみょうおう)
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国道210号から龍門の滝に行く県道の途中にあるのが瑞巌寺磨崖石仏(ずいがんじ まがいせきぶつ)です。
国東半島の六郷満山を開いたといわれる仁聞(仁聞菩薩)が養老年間(717〜723年)に創建したと伝えられる瑞巌寺のあった場所です。
寺は天正年間(1573〜1592)に大友氏の兵火にかかって焼失し、廃寺となってそうです。境内の凝灰岩の崖面に5体の磨崖仏が彫ってあり往時の繁栄を物語っています。
磨崖仏は中央に不動明王(ふどうみょうおう)、その左に制多迦童子(せいたかどうじ)、また左に多聞天(たもんてん)、
中央の不動明王の右には矜羯羅童子(こんがらどうじ)、そのまた右には増長天(ぞうちょうてん)となっています。
磨崖仏の製作年代の詳細は不明ですが、室町時代中期の作と推測され県指定史跡になっています。

中央の不動明王は密教の根本尊である大日如来の化身であるらしい。大日如来は優しい姿をしていますが、不動明王は怖い姿をしています。仁王様のようです。
これは、煩悩を抱える最も救い難い衆生(生命あるものすべて)をも力ずくで救うために、忿怒(ふんぬ:激しい怒り)の姿をしているそうだ。
ようするに煩悩(ぼんのう)の多い、俗人も救ってくださる有難い仏様ということでしょうね。
怖いだけではいけないので両脇をコミカルな制多迦童子(せいたかどうじ)と矜羯羅童子(こんがらどうじ)が配置されています。よく考えた配置だと思います。

境内には藤棚もあり、4月末から5月初めに綺麗な花を咲かせるようだ。
それと、瑞巌寺磨崖石仏の近くに不動三尊や地蔵菩薩・多聞天・十王座像などの小像を薄肉彫りにした小さな石窟があるそうだが、どこあるか分からなかった。

動画案内(詳細 約4分)
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