◆ 1998年に撮影した福井川橋梁
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明治40年前後には北松浦半島には多くの炭坑があり、たくさんの石炭運搬鉄道が敷設されたのですが、石炭産業の斜陽化により現、松浦鉄道以外は廃線となりました。
北松浦半島を周回するかたちで松浦鉄道はあり、ほとんど海岸沿いを通っていますが、ここ佐世保市吉井町付近で
は大きく半島内部にくいこんでいます。その松浦鉄道の吉井町から松浦市に通じる県道40号線をまたぐコンクリート製の橋梁(福井川橋梁)は風格のある時代を感じる橋梁です。
この橋梁は昭和14年(西暦1939年)に完成した3連アーチの橋梁で長さ67m、道路からの高さ20mです。この橋梁が最近にわかに脚光をあびているのは、
この橋梁が鉄材節約のため無筋コンクリート造りであるのではないかと言われていることです。もし、そうだとしたら「国の有形文化財」になること間違いなしだからです。
コンクリート造りは強度を高めるために中に鉄筋を入れますが、時代が昭和14年頃ですから、鉄は優先的に軍艦を造るのに使い、市中では極端な鉄不足でした。
そのために鉄筋の代わりに竹を入れて造った「竹筋の橋」ではないか? という話です。確証は無いようですが、ほぼ間違いないものと思われます。
( ※ その後 2006年に、この福井川橋梁と近くにある吉井川橋梁・吉田橋梁は「官設鉄道時代の技術を伝える貴重な橋梁」として国登録登録有形文化財に指定されました)
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