◆ 端正で慈悲深い表情の磨崖仏
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菅尾磨崖仏は右端の多聞天を除き方形の台座の上に座しており端正で慈悲深い表情をしています。
多聞天は仏世界の北方を守る神様です、ここでも刀を持ち宝塔を左手に乗せており4体の仏を護衛している形になっています。
これらの仏は密教においては除災、招福、子育てを祈願すると言われており、1000年という永い間この地方の厚い信仰を受け、
多くの人々の祈りを受けてきたのであろうと思われます。全体的に赤い色で塗られており、石仏からエネルギーがほとばしり
人間の邪心を跳ね飛ばしてくれそうです。
この磨崖仏は昔から地元では「岩権現」と呼ばれており紀州熊野権現を招請したという説もあります。
磨崖仏は100段ばかりの石段の上にあります。その石段の登り口の近くに一般に庚申(こうしん)様と呼ばれている石像があり、
六本の手を持ち両腕で日輪、月輪を支え、右の1手は女の髪をつかんでいます。この神は豊作の神として信仰されています。
また、磨崖仏から600m程度離れた所に六字名号(大経文)といい、大きな「南無阿弥陀仏」の字が岸壁に刻まれています。
これは宝暦3年(1753)に1年かかって彫られたもので1字の大きさが約2mもあります。
この地方に石仏が多い理由
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