◆ 岩壁の下の不動堂の中に石仏はある
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大分バス津留バス停から徒歩十分の所に犬飼磨崖仏がある。大野川近くの凝灰石の岩壁に彫られた石仏で、
不動明坐像を中尊として、左に合掌している 矜羯羅(こんがら)童子、右に宝棒を持っている制叱迦(せいたか)童子
の3尊が半肉彫りに彫りだされています。この結跏趺坐(けっかふざ)している中尊は高さ3.76mあり、両足の裏を見せて
いるのが他の石仏にない特徴のようです。
この石仏は高さ約20mばかりの岩壁に彫られており、製作年代は定かではありませんが、
左手先を外方に張る特色は、平安時代以来の形体を伝えるもので、豪放な彫り口で仕上げられており、
鎌倉時代後期の製作と考えられています。
また境内には多くの五輪塔、板碑 (いたび)、宝篋印塔(ほうきょいんとう)があり、
その一基は高さ170cmで、 大友時代の武将吉弘一曇の菩提のため建立されたもので、
永徳二年(1382年)の銘を有し県指定史跡となっています。
不動堂上の岩壁には半分崩れている「龍傳山」の文字、右側の岩壁には「南無大師遍照金剛」 の八大文字が彫み込まれています。
なお、境内には与謝野晶子の歌碑があり「犬飼の山の石仏龕(ずし)さえも、共に染めたり淡き朱の色」と詠んでいます。
昔は朱色が濃く残っていたようですが、今はかすかに朱色が残っている程度です。
国指定史跡(昭和9年1月22日)
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