・船名 :帆船 観光丸
・総トン数:353トン
・航海速力:10ノット
・旅客定員:300名
・所有会社:ハウステンボス
・航路 :通常はハウステンボス周辺の遊覧
観光丸は、1855年オランダ国王ウィレム3世から徳川幕府に贈られ、長崎海軍伝習所の練習艦として使用された日本初の蒸気帆船です。
その観光丸をできるだけ忠実に復元・建造したのが新「観光丸」で、1987年(昭和62)にオランダのフェロルメ造船所で12億円かけて建造され、
通常はハウステンボス(佐世保市)で観光客向けに同施設周辺を遊覧しています。
初代の観光丸は船の両脇にある水車のような外輪で動いていましたが、新「観光丸」はディーゼルエンジンを積みスクリューで動いています。
外の外輪も動いていますが、ほとんど飾りのようです。
新「観光丸」は353t の船ですが、アメリカでは3000tクラスの外輪船まであったようです。
この外輪船は推進力を生む効率はスクリューにかないませんが、浅瀬でも運航できるメリットはありました。
ちなみに1853年にペリーが浦賀にきましたが、そのときの旗艦であったサスケハナ号(Susquehanna)とかミシシッピ号など俗に言う黒船は外輪船でした。
しかし、1857年3月にオランダで完成した幕府の初期軍艦であった咸臨丸(かんりんまる)は最新式のスクリューでした。この頃が外輪船からスクリューに切り替わる時期であったようです。
新「観光丸」が2009年8月22日に博多港に入港し、10時〜17時まで一般公開も行われました。これは坂本龍馬を題材にした来年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」を前に、
長崎県が観光PRのため企画したもので、「旅する長崎学」として船上ミニ講座「幕末長崎の龍馬とお龍」もありました。なかなかおもしろい内容でした。
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