六五郎橋の観光情報1

六五郎橋


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 六五郎橋(ろくごろうばし)は筑後川に架かる橋で,上の天建寺橋の下流約5kmくらいの位置にあります。橋の名前が少し変わっていますが悲しい話が残っています。

 天正13年(1585)といいますから今から約420年ばかり前の話です。この地方を治めていた西牟田家周(にしむたいえちか)が大友宗麟の攻撃にそなえて急いで川側に城を築くことになったが,大雨で工事がはかどらず困っていた。水辺に祭る水神様にお願いすると,神主の話では「人柱をたてよ」とのこと。それで人柱を立てることとなり,築城を命じられていた庄屋の楢橋六左衛門が人柱になり,捨て子であったが庄屋に育てられた吾平が後を追い命を捨てた。
 そうすると大雨が嘘のように止み城の建設は進み,奇跡的に大友勢が攻めてくる前に城は完成したのでした。その後に大友宗麟の攻撃があったが城島城は落ちなかったそうです。

 楢橋六左衛門と吾平さんのおかげで城も村も助かったと村人は祠を造り丁寧に祀りました。そして2人の遺徳を後世に伝えるために,昭和になってできた橋に「六五朗」の名前を付けたそうです。


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